高村建材工業株式会社は土木、建築、環境整備製品のメーカーです。                        〒164‐0001 東京都中野区中野1‐32-16

6

貝殻ポーラスコンクリート

   貝殻を用いたポーラスコンクリート

特徴  
 この研究開発は、ポーラスコンクリートの概念を適用して、廃棄される貝殻を
有効利用したものです。 貝殻の重ね合わせにより複雑な空間を多数形成させて、
大きな連続空隙を作ります。 これにより、植物が植生するだけでなく、魚類などの
増殖機能を持つ自然素材を開発します。

物理性能 

項   目

材    質

空隙率

圧縮強度

仕    様

貝殻ポーラスコンクリート

貝殻とセメント

3070

0.28.0N/mm2

魚礁・護岸など



貝殻を骨材としたポーラスコンクリート。  この写真の例では、ホタテ貝をそのまま使用している。  

ホタテ貝殻    ホタテコンクリート      供試体  供試体B

貝殻を骨材としたポーラスコンクリートは空隙率が70%に及ぶので、構造物全体としての強度を保持するため、周囲は普通鉄筋コンクリート構造として一体打ちコンクリートとして仕上げる。


1.補強コンクリート枠の中に
貝殻ポーラスコンクリートを
を打ち込む場合
2.内枠を宙刷り仮枠とした型枠を
利用して一体成型都する場合
    3.作業工程の順序
                                                          

空隙率の多いポーラスコンクリートを漁礁に組み合わせて海中で耐える構造体としたもの。
漁礁の構造体は鋼製、鋳鉄製、コンクリート等があるが、魚の棲家としては微生物や植物の存在は欠かせない。  そこで、ポーラスの持つ空隙とコンクリート構造体を組み合わせて漁礁にしたもの。

漁礁に貝殻ポーラス複合版を組合 漁礁A 漁礁B 漁礁ブロックの海中施工   組み合わせ漁礁


漁礁は海流のある沖合いに施工されるので、大型のものが多く、この漁礁も1辺が5mである。
横端部と上部にポーラスコンクリートが組み合わせてある。  この漁礁を50〜100対ぐらいの漁礁群として施工される。


  貝殻ポーラスの応用 1
イメージ ID=000004 イメージ ID=000007 イメージ ID=000008
貝殻ポーラスコンクリート
の補強には鉄筋コンクリート
で周辺補強を施す。  
本図形は角型で組み立ては多様。
本図形はコンクリート管
に応用したもの。
遠心成型での2層目を
貝殻コンクリートとして成型。
貝殻ポーラスの嵌め込み
コンクリート管と一体化する

  貝殻ポーラスの応用その2

イメージ ID=000003 イメージ ID=000005 イメージ ID=000009
鉄筋コンクリート補強方法
 1。貝殻ポーラスコンクリートと補強コンクリート
は仮中仕切りを使用したいったい打ちコンクリー
ト製品。
鉄筋コンクリート補強方法 
2。漁礁等組み合わせ構造体により
補強枠の形状を異にする。
構造枠の製作
宙吊り仕切り枠を持つ二重型枠
を使用。 
 中側の貝殻コンクリートを
最初に打ち込み、次いで外側
のコンクリートを打ち、振動を
かけた後、中仕切枠を外し
一体化する。
詳細の技術的な内容はセメント・コンクリート論文集No.57参考    

バナースペース

高村建材工業株式会社

〒164‐0001
東京都中野区中野1‐32〜16

TEL 03-3363‐8011
FAX 03-3227-3024